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コーヒー健康論争
コーヒーは体に良い、あるいは良くないというトピックスがたびたびインターネットのニュースなどで散見されます。
コーヒーに含まれるポリフェノールは体内で代謝され血小板が固まるのを防ぐ=血液をサラサラにする=血管が詰まりにくくする予防効果があると考えられています。
他にも、眠気を探して仕事や勉強などの効率を上げる働きもあり、コーヒーの香り自体にリラックスや安心感を与えるアロマティックな効果があるとも言われています。
一方で、多飲によって胃が荒れたり、覚醒効果が強すぎて睡眠の質が低下したり、カルシウムの吸収を阻害するなど好ましくない影響を与えるとも言われています。
他にも口臭や体臭といった匂いの問題、歯の黄ばみ、便秘傾向などのデメリットがあると言われています。
一日適量のコーヒーは体に良いという記事が出たかと思うと数ヶ月後にはやっぱりコーヒーは悪かった、というような記事が出て……コーヒーは健康にいいのかそうでないのかは現在でも決着がついていないのではないでしょうか。
コーヒーは良し悪しよりも量とタイミング
当院では初回施術前のヒアリングの際にコーヒーや紅茶の摂取量についてお伺いしています。
コーヒーが体に悪いからお伺いしているのではなく、タイミングと量の問題を把握するためです。
カフェインによる神経系への悪影響を考慮するとコーヒーなら1日に300ml以内にするのが望ましいと言われています。
300ml以内というと、小さめのコーヒーカップなら3杯未満、少し大きなマグカップだと2杯未満です。
高級な喫茶店で出るような小さいコーヒーカップで飲まれる方はどれくらいいるでしょう。
大半の方は、160ml程度入るマグカップで召し上がられるのではないでしょうか。
ですので、1日に2杯以上とお答えされる場合は、施術の効果に影響する仕組みと理由をお伝えした上でお体の状態が安定するまでは少し摂取量を減らしていただきます。
片頭痛や消化器由来の不調など、極力減らす(できればストップ)していただくこともありますが、大半の場合は減らすだけでOKです。
不思議なことに、消化器のダメージが回復したり、自律神経の働きが安定してくると、以前よりコーヒーを飲む量が自然と減る場合も多いです。
「コーヒーをガブガブ飲まなきゃやってられないんだよ」という方は、コーヒーを多飲してカフェインを摂ることで他の不健康な状態を代償しているものと考えられます。
また、コーヒーを摂取する時間帯も大事な要因になります。
朝食後に、あるいは昼食後に1杯召し上がられるならばそれほど問題はありません。
ですが、空腹時や午後3時以降に飲む場合は要注意です。
空腹時にコーヒーを飲むのは消化器への負担になりますし、お昼以降のコーヒーはカフェインの覚醒効果で睡眠の質を下げたり、入眠しづらい環境を作るだけでなく、本来はリラックスしていてほしい時間帯に神経を興奮させる原因になります。
整体的な目線から言うと理想的なコーヒー習慣は「朝か昼の食後に1杯程度」と言えます。
心身のコンディションが回復したならばそれほど厳密に考える必要はありませんが別に飲みたいわけじゃないのに1日に5杯も6杯も飲まずにはいられないという方はより深いレベルに根本的な問題がある可能性があります。
体の健康状態と嗜好品
嗜好品(嗜好)はその人の好き嫌いにもよりますが、体調やコンディションが反映されることが多々あります。
慢性的な睡眠不足がある人はコーヒーに限らずカフェインの多いものを摂取する行動をとりやすくなります。
辛いものや刺激物が好きな人は慢性的な心理ストレスがあったり、呼吸が浅くなっていたりすることが多いなど、その人の体調やコンディションによって特定の嗜好に拍車がかかります。
お酒やタバコだけでなく、嗜好品は量とタイミングを間違えると体の負担の原因になります。
1日2杯程度、胃や神経に負担のかからないタイミングでコーヒータイムを楽しめるならそれはとてもいいリラックスタイムでしょう。
1日に5杯も6杯も朝と晩となくコーヒーがないとダメと言う場合は、体のコンディションと生活習慣や仕事量を見直したほうが良いかもしれません。