休んでも疲れが取れない方へ

リフレッシュしてもすぐ戻る理由

月曜から金曜日までフルタイムで働く社会人の方や、朝から晩まで家のこと子供のことで忙殺される主婦の方は本当にお疲れのこととお察しします。

お休みの日ぐらいリフレッシュしたい!ということでマッサージやサロンのようなリラクゼーション施設に定期的に通われている方も多くいるでしょう。

店舗やコースによって異なりますが、大体60分から120分くらいのリラクゼーションを受け、スッキリして家に帰り、週末が終わる……。

しかし本当にお疲れの方は、週が明けた月曜日から疲労感を覚えているのではないでしょうか。

一時間も二時間もリラクゼーションを受けたのに、すぐに疲労状態に戻ってしまった。このような経験をお持ちの方はぜひ最後までお読みください。

本当に必要なのはリラクゼーション?

仕事、家事、育児、スポーツ、趣味などが原因でごくありきたりな日々の生活を送っていても疲労は少しずつ蓄積されていきます。

疲労が一定以上蓄積してくると、筋肉の緊張が強くなり血流が低下し神経が興奮し、寝たり休んだりしても疲れが取れないといった自覚が出てくるようになります。

休みを取る、旅行に行く、ショッピングでストレス発散、適度な運動をする、リラクゼーションを受ける、など

疲労状態をリフレッシュさせるためには様々な選択肢が考えられます。

このようなリフレッシュを目的とした活動で蓄積された疲労が回復するならばそれで良いと思います。

しかし、本格的に疲労が溜まっているとリラクゼーションではリフレッシュには至らず、単なる気分転換で終わってしまうことが少なくありません。

これを別の取り組みで言い換えるならば

「旅行に行ったけど全然楽しめなかった」

「欲しいものを買ったのに全然満足できなかった」

というような状況と言えます。

わざわざつまらない思いをするために旅行に行く人はいませんし不満足を得るために欲しいものを買う人もいません。

リラクゼーションだって

「あぁ〜スッキリした!」

と満足して終われるのが理想的です。

旅行に行ったけど全然楽しめない。

欲しいものを買ったのに満足できない。

リラクゼーションを受けたのにスッキリしない。

もしこのような状態が続くとしたら

「ひょっとして私、何処か悪いのかな」

とお思いになりませんか?

繰り返しリラクゼーションを受けても寝ても休んでも疲れが全然取れない方は理想的な健康状態にあるとは言い難いでしょう。

休むだけでは不十分な理由

本来、理想的な健康状態であれば、ある程度の心身疲労があっても、休息すれば回復するように人体はできています。

しっかりと食事をして、適度に運動をして、よく眠れば、人体が持ち合わせている自然治癒力によって大きな病気や怪我でなければ体は速やかに修復されていきます。

ではなぜ、あなたの疲労感はなかなか取り去ることができないのでしょうか。

それは、あなたの神経系に慢性的な疲労と興奮があるからだと当院は考えます。

ここでいう神経系とは人体を構築している

  1. 運動神経(筋肉などで体を動かす神経)
  2. 感覚神経(痛みなどの情報を伝える神経)
  3. 自律神経(呼吸や消化などを自動で行う神経)

の3つを指します。

人体にはおよそ千四百億個もの神経細胞があります。

これらの神経系の働きによって人体の生命活動は成り立っています。

慢性的な疲労にお悩みの方は、この神経系が常に興奮して疲労してしまっていることが一番の原因だと考えられます。

ではなぜ、神経系の興奮と疲労が常に続いてしまうのでしょうか。

単純に疲労が蓄積しすぎてしまったから?心身ともに強いストレスがあるから?運動不足や食生活が悪いから?スマホをずっと見てるから?

考えられる悪化要素は人によって様々ですが多くの慢性疲労でお悩みの方に共通する点があります。

それは……

肩こり腰痛頭痛と慢性疲労の関係性

慢性疲労でお悩みの方の多くは肩こり・腰痛・頭痛といった身体症状にも悩まれている傾向にあります。

肩こり・腰痛・頭痛があるから慢性的な疲労が発生する?慢性的な疲労があるから肩こり・腰痛・頭痛が発生する?

これは、卵が先かニワトリが先かという話ではなく慢性的な疲労と肩こり腰痛頭痛は同じ根本原因から発生するという意味です。

慢性的な肩こりを例に挙げますと最も多い肩こりの発生機序は、

  1. 仕事や家事などで姿勢の乱れが発生する
  2. 頭の重さを首や肩の筋肉が耐えきれなくなる
  3. 血流低下や神経興奮を起こして自覚症状が発生する

このようなものです。

慢性肩こりがある方は、首の神経にダメージが蓄積しています。

人間の首には、呼吸器や循環器を支配する自律神経が特に多く分布しています。

ですので、首に慢性的なストレスがかかっている方は潜在的に息苦しさ、胃腸不良、慢性的な疲労感、頭痛などの自律神経を原因とした症状に悩まれていることが多いのです。

慢性腰痛の場合でも同じことが言えます。腰の場合は、消化器や婦人系などへの影響が多く発生します。

逆に言い換えれば、この肩こり・腰痛・頭痛が楽になってくると慢性的な疲労感や頭痛、腹部の不快感などの自律神経症状も併せて良くなっていきます。

しかし、疲労を回復させるための長時間のリラクゼーションは、最終的な結果である慢性疲労という症状をその都度その都度、表面的に拭き取っているようなものです。

心身の回復力を最大限にするために

人生を生きていく上で疲労の発生を回避することは不可能です。

ほとんどの人は、生きていくために仕事をなくすことはできません。家事や育児には原則としてお休みがありません。

これ以上疲れたくないから趣味や余暇を諦めて土日は一日寝て過ごす……というのもはたして健康的といえるでしょうか。

人間の体には自然治癒力があります。この自然治癒力というものは本当に凄い能力です。折れた骨を接合し、裂けた皮膚を勝手に塞いで、病気も治してしまいます。

もし理想的な健康状態であれば、一日の疲労感を取り払うことくらい何も難しくないでしょう。

そんな素晴らしい機能があるのに、寝ても覚めても疲れが取れないのだとしたらそれは理想的な健康状態から逸脱しているということになります。

当院が根本原因の解消を標榜する理由はここにあります。

肩こり・腰痛・頭痛は、人生の質を下げてしまう大きな問題ですが、それと同時にあなたの体が理想的な健康状態から外れているという一つのサインだと言えます。

何年も肩こり・腰痛・頭痛が続いているのならば、神経系の問題はまず間違いなく発生しています。疲労感であったり、イライラであったり、不安感だったり、食後の胃腸不良であったり……症状は人それぞれです。

このような症状は病院で検査をしても検査結果に異常が出ないことが多々あります。

『理想的な健康状態ではないけれど、病気でもない』という状態です。

この状態は、直ちに健康を害するものではありませんが

長期的な目で見れば、人生の健康を大きく損ないます。

なぜなら、常に心身の不調が付き纏うせいで仕事にも家事にも趣味にも、心から全力で取り組むことが難しくなるからです。

心身の回復力を最大限にするためには、理想的な健康状態を保つことが最も確実で近道だと確信しています。

いくら休んでも疲れが取れないようでしたらぜひ当院にご相談ください。

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