寒暖差が大きいとなぜ体調が悪くなるのか

三月もそろそろ折り返しでだいぶ暖かい日が増えてきました。

来週からはいよいよ気候が春めいて、寒い日が減っていくそうです。

とはいえ朝晩の冷え込みはまだもう少し続きそうです。

寒暖差による体調不良にはくれぐれもご注意くださいませ。

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寒暖差が体へ与える影響は

免疫系への影響

寒暖の急激な変化は免疫系に影響を与える可能性があると言われています。

強い寒冷状態では血管が収縮して血行が悪くなるため、免疫細胞の移動が制約されることが原因と考えられます。

これにより、感染症などに対する抵抗力が低下する可能性があります。

免疫力が低下している状態では全身の倦怠感や気分の低下などいわゆる不定愁訴と呼ばれるような自覚症状が発生しやすくなります。

特にお体に明確なお悩みがある場合、その問題が一時的に悪化したり痛みや不快感が強く出ることがあります。

血圧への影響

寒暖差が大きい環境では、体は急激な温度変化に対応しようとします。

強い寒冷状態では蓄熱のため血管は収縮し、暖かい状態では放熱のため血管は拡張します。

寒暖差が大きい環境では収縮状態から急激な拡張、あるいは拡張状態からの急激な収縮が起こるため血圧に影響を与えることがあります。

急激な血圧変動は心血管系に大きな負担をかけると言われています。

特に高血圧の人にとっては注意が必要です。

血圧の急激なアップダウンはさまざまな自律神経症状を誘発します。

急激に血圧が上がると頭痛や肩こり、首の痛みなどの自覚が出る場合があります。

逆に急激に血圧が下がると、悪心眩暈ふらつき、全身の脱力感や不快感などが出る場合があります。

筋肉と関節への影響

寒冷環境では筋肉や関節の柔軟性が低下するおそれがあります。

体の柔軟性が低下したことが背景となりその状態で運動をすることで怪我や痛みを発生させる可能性があります。

運動をする前には筋肉や関節の柔軟性を高めるためウォームアップのための準備動作を必ず行いましょう。

運動終了後もストレッチなどでクールダウンを入れてあげるとさらに理想的です。

一方で、暖かい環境では筋肉が緩むため急激な運動を行う際にけがをしやすくなることも考えられます。

筋肉は柔らかかったり緩んでいる状態が必ずしもベストなわけではありません。

脱力した状態で激しい運動をすると転倒をしたり予想外の怪我をすることがあります。

運動時の筋肉には適度な緊張感が必要です。

代謝への影響

寒冷環境では体温を維持するために多くのエネルギーが消費されます。

これにより基礎代謝が上昇するので、エネルギーの需要が増加します。

代謝が上がることはメリットばかりではありません。

アイドリング中にガソリンを燃やしすぎているようなものです。

代謝が上がりすぎると全身の疲労感や神経緊張が起こりやすくなります。

心理的な影響

寒暖差が大きい環境では気分の変動やストレスの増加が見られることがあります。

季節の変化や気温の急激な変動は精神的な健康にも影響を与える可能性があると考えられています。

寒暖差に対応するには

適切な寒暖差対策

寒暖差対策には空調だけでなく衣類の調整が非常に重要になります。

寒ければ一枚多く羽織ることや室内でもちゃんと靴下を履くこと。

たったこれぐらいの小さな取り組みでも体には変化が起こります。

パジャマの代わりにハーフパンツを寝ていたり、Tシャツ一枚で肌寒さを感じているようならば衣類を見直してみましょう。

適度な運動

寒暖差によって血管や神経や代謝に負荷がかかります。

血管や神経や代謝の働きを強くするためには適度な運動が理想的と言われています。

少し早足の散歩レベルで効果がありますので、まずは有酸素運動を週に2〜3回、2〜30分程度行ってみましょう。

スクワットや腕立て伏せなどの自宅で行う簡単な筋力トレーニングでも効果が期待できます。

ただし、激しい運動や休息を設けない連続した運動は逆効果になることがあります。

運動習慣がない方、非常に少ない方はまずは短い時間と軽い負荷から始めましょう。

バランスの取れた食事

寒暖差によって血管や神経や代謝に負荷がかかることが寒暖差による体調不良の根本的原因です。

血管や神経や代謝に大きな負荷がかかるような食事は気をつけたほうがいいかもしれません。

脂質過多になりやすい加工食品や油物を控え、肉類はほどほどにする。

タンパク質は肉類だけでなく魚類や豆類なども使ってバランスよく種目を分散して摂取する。

消化器の負担が小さくなるようによく噛んでゆっくり食べるようにする

神経の興奮を催しやすいためカフェインを含むコーヒーや紅茶は控えめにする。

アルコールは厚生労働省の飲酒ガイドラインで提示された量を超えないように、できれば週に2回以内の摂取にする。

このような取り組みは全部を完遂するのは無理でもご自身でできる範囲で無理なく行っていくことが大切です。

生活習慣の改善は小さなことからコツコツと、が長続き=成功の秘訣です。

寒暖差は体調不良だけでなく、持病がある方や元々ご調子がすぐれない方には大きな悪化要因になる可能性があります。

気候が安定するまでは夜更かしやハードワークをしすぎないように注意しましょう。

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