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ちゃんと寝れてる?
主婦や社会人の方だけでなく、学生さんでも慢性的な寝不足に悩まされている方が増えてきているそうです。
中学生ぐらいまでは1日8時間から9時間くらい、小学生ならばもっと長い時間の睡眠が必要と言われています。
しかし最近では、塾通いや習い事だけでなく、スマートフォンの普及やオンラインゲームユーザーの若年齢化などの影響で布団に入るのが12時近くになっている子供が多いといいます。学校があるのでどんなに遅くても8時前には起きなくてはなりません。
そうすると一般的に推奨される睡眠時間に届かないことがほとんどです。
昔から「寝る子は育つ」といいます。実際に、睡眠時には成長ホルモンが多く分泌され子供の心身の発育を後押しします。
睡眠の良し悪しと長短は細胞の回復、神経系の回復、メンタルの回復などに直結します。
発育が終了した大人でさえも慢性的な寝不足があると全身に大きな影響が出るのですから、今まさに心身を作り上げている子供にとっては睡眠問題は非常に重要で将来に影響する要素だと言えます。
寝不足は全身に影響する
寝不足が続くと全身に影響が出ます。
全身というのは、筋肉や骨格だけではなく、内臓の働きやメンタルにも影響するという意味です。
睡眠時には自律神経のうち、体の運用を『回復と休息モード』に舵きりする副交感神経が優位になります。
背骨や関節は重力から解放され、全身をめぐる体液のクリーニングが積極的に行われると言われています。
少しでも可処分時間を増やしたいがために「やり方次第ででショートスリーパーになれる」だとか「そんなにたくさん寝なくても実は平気」だとか言われていますが、これは機械で言えば「短時間の充電で十分」だとか「そんな充電しないで平気」と言っているようなものです。
確かに、短時間の充電でも、そんなに充電しなくても、確かに動くと言えば動くのです。
ですがそのような使い方を繰り返しているとバッテリーは確実に弱っていきます。
それまでずっと短時間の、低頻度の充電でよかったものが、ある日突然できなくなり立ち行かなくなります。
これが体に起こると、大きな病気になったり、自律神経失調症と呼ばれる様々な問題を出す状態になってしまいます。
高血圧、脂質代謝障害(昔は高脂血症と呼ばれた、コレステロールの異常値)、心臓を取り囲んでいる血管である冠動脈の疾患などのリスクは睡眠時間の長短と因果関係があると言われています。
長期的な寝不足は、QOLが下がるというレベルではなく、その人の命に関わるような問題の種になり得ます。
影響を与える範囲が全身に及ぶこと、その被害が深刻なものになり得ることから、寝不足は可能な限り積極的に解消した方がいいでしょう。
睡眠の質を上げる一番の方法
とはいえ「睡眠時間を確保するのはなかなか難しい」という方も多いと思います。
仕事が遅くて、家事が終わらなくて、布団に入れるのがどうしても0時を回ってしまう人も多いでしょう。
当院でもお体の問題に寝不足の影響がある方には積極的にアナウンスとアドバイスをしています。
良い睡眠をとるために、色々なやり方が推奨されていますね。
刺激物を控える、カフェインを控える、アルコールを控える、ブルーライトを控える、激しい運動を控える、などなど。
今回のコラムでは『毎回施術前に行うチェックで効果を測定していった結果、いちばん結果が出た方法』をご紹介します。
それは『寝室にスマホを持ち込まないこと』です。
てきめんに効きます。
カフェインや刺激物は主に内臓神経への影響ですが、スマホは視神経、動眼神経などを経由して眼にダイレクトに強い影響を与えます。
しかも寝る前の寝室は暗いため、瞳孔が大きくなった状態です。
明るいところで見るよりも、より強い光刺激が入力されます。
これが非常に大きなダメージになるようです。
施術前の『寝不足チェック』に毎回引っかかっていた方たちがこの習慣を取り入れたところ、寝不足の影響が小さくなり、お体のコンディションが安定するようになりました。
逆を言えば、半身浴をしてもアロマを焚いてもカフェインや刺激物を控えても、寝る前の寝室スマホをしているとなかなか難しいということだと思います。
寝不足を感じていて、睡眠時間を増やせそうにない方はぜひこのルールをテストしてみてください。
早ければ2週間以内に、ハッキリと体調と気分の回復を感じられます。
寝不足は全身に、筋肉や骨格だけでなく内臓やメンタルにも影響します。
長期的には深刻な病気の原因のひとつになり得ます。
ぜひこの機会に、睡眠を見直してみてください。