慢性疲労にお悩みなら試してほしいこと

「整体院を試してみよう」と思われる方の多くは慢性的な首肩の痛み、腰痛、頭痛など痛みや違和感にお悩みです。

その一方で、痛みや辛さではなく「疲労感が抜けない」というお悩みを抱えて来院される方がいらっしゃいます。

不調を感じて病院で検査を受けても特に異常はなく、医師からは「過労かストレスからくる自律神経的な問題でしょう」と言われたことはありませんか。

休みの日は可能な限り寝るようにしているのだけれどそれでもなかなか疲労感が良くならない方はぜひこのコラムを読んで試してみてください。

〜新百合ヶ丘、栗平、稲城若葉台で首肩の痛み、腰痛、頭痛の整体なら稲城ひらお整体院へ〜

慢性疲労感の兆候とは

慢性疲労感にはいくつかのサインがあります。

これらのサインは気分的な問題や老化、あるいは性格のせいだと誤解されやすい傾向にあります。

昔からそうなんだよね、というならまだしもここ最近になって下記のような問題を自覚するようになったら慢性疲労の影響を疑ってもいいかもしれません。

寝ても疲れが取れない

一般的に、成人に必要な睡眠時間は7.5時間程度と言われています。

睡眠は個人差が大きい領域なので一概に7.5時間がベスト、とは言えませんが大体このぐらいの時間睡眠が取れていれば睡眠時間が足りないせいで疲労感が抜けないという可能性は低くなります。

もしあなたが平均して7時間程度は睡眠が取れているのに、朝起きた時に全然疲れが取れていない日が続くようであれば慢性的な疲労があると考えられます。

集中力が低下している

慢性疲労感の特徴の一つに集中力の低下があります。

慢性的な疲労は学習や記憶に関わる脳内伝達物質であるドーパミンの分泌に影響すると言われています。

例えば本を読んでる途中で気が散ってしまったり、単調な事務作業でミスを連発するようになったとしたら慢性疲労の影響があります。

集中力の低下と並行して記憶力の低下も起こります。

日常の用事を忘れたり、知り合いの名前が思い出せないことが続いたら、認知症よりもまず慢性疲労を疑ってみても良いかもしれません。

小さなことでイライラしやすい

慢性疲労が続くと自律神経は交感神経優位という状態になります。

この状態はいうなれば、外敵や危険に対して備えるための『危険状態モード』です

動物でいうならば「気が立っている状態」です。

この状態だと普段なら大した問題ではないようなことに不必要に過敏になりイライラしやすくなります。

音に過敏になっている

イライラと同様に、音刺激への過敏性も高くなります。

アプリの効果音や電話の音を聞くとビクッとしたり、何気ない物音や人の声などにいつもより大きく反応していたら疲労のサインかもしれません。

好きな音楽やラジオ番組を聴く気になれない、音が鋭く聞こえる、または音がよく聞き取れないなどの音に対する過敏性や違和感が出てきたら要注意です。

試してみてほしいこと

上記のような体のサインが出ていたら、病院に行く前にまず試してみてほしいことがあります。

これらの問題の多くはストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールという物質が過剰に分泌され続けたことによる副腎皮質ホルモンのバランスが狂ったことが原因ではないかと考えられています。

ストレスホルモンが過剰に分泌される習慣と環境を改善することで慢性的な疲労感が緩和するかもしれません。

寝室にデジタル機器を持ち込まないようにする

寝る前のデジタル機器、特にスマートフォンは神経の興奮を促し体の回復を阻害するだけでなく、人体の体内リズムを狂わせてコルチゾールの分泌を促すおそれがあります。

ストレスに対抗するためのコルチゾールは血糖値を高く保つなど活動的な状態を保つ役割を担います。

「これから積極的な活動をするぞ」というタイミングに分泌されるのが本来のリズムです。

ですが、デジタル機器から発せられるブルーライトによって体内時計が乱れてしまうと「これから休息するよ」というタイミングで分泌が促進されてしまいます。

体内時計を狂わせず、睡眠の質を高く保つためにも寝室にデジタル機器は持ち込まないようにしましょう。

甘いお菓子とカフェインを控える

急激な血糖値の上昇が起こると、その次の段階では急激に血糖値が下降します。

この血糖値の激しい上下のタイミングでコルチゾールの分泌が促されると考えられます。

このような現象が日常的に起こると糖尿病のリスクが上がるだけでなく、副腎皮質ホルモン由来の慢性疲労が起こりやすくなります。

また、カフェインは副腎疲労の原因の一つになると考えられています。

甘いお菓子とコーヒーのセットはとても魅力的ですが、どちらも慢性的な疲労感を増悪させる可能性があるものです。

「疲れていると甘いものやコーヒーが欲しくなる」のは生理的には理屈があっているのですが、それを繰り返していると一層疲労感が強くなるという悪循環があります。

慢性的な疲労感がある人は甘いものやカフェインで対処的に対応するのは程々にして生活習慣を可能な範囲で見直してみましょう。

積極的に自然に触れる

草や花や土など自然に触れることはストレス軽減に役立つという論文がいくつも存在します。

色とりどりの花が咲き誇る大草原にまで出向かなければダメというわけではありません。

街にある街路樹や花のある遊歩道のそばを通るだけでも単なるコンクリートだけの道を通るよりもストレスが減るそうです。

観葉植物や鉢植えを眺めたり、触れたり、世話をするだけでもストレス軽減に役立ち、ひいては慢性疲労の軽減が期待できます。

日常生活にほんの少しだけ自然を取り入れてみましょう。

日光を浴びる

ブルーライトによって狂ってしまった生体リズムを回復させるには日光を浴びることが一番効果的と言われています。

日光が出ている時間帯に睡眠を司るメラトニンという物質の分泌が抑制されるため、昼に目が覚めて夜に眠くなるというリズムに戻しやすくなると考えられています。

また、日光を浴びることはビタミンDの合成に非常に重要なプロセスです。

ビタミンDは骨の合成に関わる栄養素で、神経系と免疫系の調整にも重要な役割を持っています。

副腎皮質ホルモンも神経系と免疫系の調整という役割があるため、積極的に日光を浴びてビタミンDの合成がより促されれば副腎への負荷は減っていくと考えられます。

慢性疲労で潜在的に悩んでいる方は多い

コラムの冒頭では、痛みや辛さではなく疲労感や倦怠感でお悩みの方を例に挙げました。

痛みや辛さと疲労感は両立します。

首肩の痛みや腰痛、頭痛などの自覚があって、その上でに副腎疲労の影響が考えられる慢性疲労感を有している方も多いです。

筋肉や関節の動きは正常になってきているのになかなか自覚症状が良くならなかったり、自律神経が関与してると考えられる体の不調が続いている場合は慢性疲労の影響を疑います。

もしあなたが慢性的な疲労感に悩んでいらっしゃるようでしたらまずは上記の取り組みを試してみてください。

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