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体の冷えは蓄積ダメージ
だんだんと寒い日が増えてきました。一般的には二月が寒さのピークと言いますね。
インフルエンザなどの感染症も再び流行し出したとのことですので、皆様におかれましてはどうぞ引き続きお体ご自愛ください。
さて、冬場の体への負担やダメージといえば、体の冷えが挙げられます。
腹部の冷え、脚部の冷えなどは腰痛の直接的な要因になりますし、体の冷えが原因で過去の問題が再発したり、悪化したりします。
しかし足やお腹が冷えていても、ご本人には体が冷えているという自覚があるとは限りません。
ご本人は全然寒くないとお思いでも、検査してみると機能的な問題が発覚することがよくあります。
自分でも体が冷えているという自覚があれば、自然と防寒対策をしようとしますから、冷えているということに気づかない方がより重症と言えます。
ここが実に厄介なところで、寒冷からくるダメージはご本人が気づかれないうちにじわじわと体に蓄積していきます。
そして、最終的に腰痛や神経痛などの自覚症状という形で現れてきます。
体を悪くしないために大事なことは、冷え切って寒いと感じる前に、予防的な段階で体に冷えの反応が出た段階で対応することなんです。
ご本人としては別に腰に悪いことをした覚えはないので、謎の痛みや痺れが出てきたら心配になりますよね。
なお、当院の整体には体の冷えのチェックテストがあります。
エアコンが過剰になる夏場、寒波厳しい冬場は特によくチェックします。
特殊な検査法を用いずに、冷えの影響があるかどうかをご自身で判断される場合は『なんか調子が変だな』『体がだるい』『イライラしやすい』というビミョーな不調のサインをうまくキャッチしてもらえれば……と思います。
ハッキリしない物言いになってしまいますが、患者さんに「冷えてます」とお伝えしてる私自身も、自分の体の冷えを自分で判断するのは難しいんです。
ですので調子悪いなぁとか気が短くなってるなぁと気づいたら体が冷えてる可能性があると認識してます。
カゼをひきそうな状態
もう一つの冬場に多い体のダメージは『カゼ』です。
整体院の範疇では病院で診てもらうような発熱や咳などの病気のカゼではなく、カゼをひきやすくなっている状態＝免疫力が低下している状態を指します。
こちらも体の冷えと同様に発熱や咳が出てくるまでは自覚症状らしいものはほとんどなく、なんとなくぼーっとしたりイライラしたり、原因不明の痛みや不調があったり、安定していたはずの筋力や神経の評価が突然悪くなるなどのわかりづらい形で現れます。
この状態で夜ふかしをしたり頑張りすぎたりして無理をすると、本当に風邪をひいたり、別の病気にかかったりするリスクが大きくなります。
＜寒い→血流が悪くなる、筋肉が硬くなる→首・肩・腰の痛みが出てくる＞という一つ目の冬場のダメージ以外にも
＜寒い→かぜをひく→さまざまな体の機能に影響する→首・肩・腰の痛みが出てくる＞というケースが実はとっても多いんです。
体調管理は病気にならないだけでなく、慢性的な首肩の痛み、腰痛、頭痛の根本解決にも重要な要素です。
しっかり整体施術をしたり、ご自宅でストレッチなどのエクササイズを頑張って頂いても、生活習慣からくる悪影響が強いとなかなか思うような結果が出てきません。
冬場は特に体にダメージが入る時期です。
お腹や足が冷えないための防寒対策と、手洗いうがいをはじめとしたカゼ予防はとても重要です。
感染症予防のための手洗いうがいはもちろんのこと、家で薄着だったり寝る時に薄着の人や家で靴下を履かない人はぜひ服装を見直してみてください。
それだけで体に蓄積される冬場のダメージが小さくなり、慢性的なお身体の不調の改善の一助になります。
あと数ヶ月もすればだいぶ過ごしやすい時期になります。
冬場は梅雨と同じくらい体力を奪い、体調を崩しやすい時期ですので、どうぞ体調管理にご注意ください。
