こんにちは 稲城ひらお整体院 津端です。
今回のテーマは効果的な腰痛予防グッズについてです
フィットネスショップや、ホームセンターには毎シーズンのように新しい腰痛予防グッズが並びますね。
私は仕事柄、患者さんから「●●ってグッズがあるんですけど、どうですか」という質問をいただきます。
今日はこのテーマについてお話しします。
先に結論を書きますと「人によって効果に個人差がとてもあるので、一概には全く言えない」です。
「これがめちゃくちゃ効いたから是非使って!」と誰かに紹介して回りたくなるくらい
効果が出た商品が、周囲の人にはイマイチな反応であったりすることが多々あります。
この個人差が生まれやすい理由は主に三つ考えられます。
1.腰痛の発生メカニズムの違い
個人差が生まれやすい一つ目の理由は、腰痛の発生メカニズムが人によって違うからです。
重いものを持って筋肉や関節にストレスがかかり発生する腰痛の方にはサポーターや、腰痛ベルト的なグッズはとても相性がいいと思います。
長い時間ずっと座っていて、腰痛が発生する方にはシート型や背もたれ型のグッズは相性がいいでしょう。
腰痛と一概に言っても、どういうメカニズムの腰痛を想定して作られているか?という点を考えるようにすると、自分と相性の良いグッズが見つけられるかもしれません。
2.骨格や体型の違い
個人差が生まれやすい二つ目の理由は、骨格や体型が違いです。
円背と呼ばれるタイプの姿勢不良と平背(へいはい)と呼ばれるタイプの姿勢不良とでは一見同じような姿勢不良に見えても、問題を起こす筋肉や関節が変わります。
骨盤の狭い人、広い人、鎖骨の短い人、長い人、骨格は本当に人それぞれなので制作側が企図した効果が、その人の骨格によっては、十分に発揮されないことがあります。
3.生活習慣の違い
個人差が生まれやすい三つ目の理由は、生活習慣の違いです。
制作側も「その習慣は想定してなかった」という好ましくない生活習慣がユーザー側にあれば、予防効果は出にくいです。
例えば1日14時間もぶっ続けでデスクワークするとか、そういう特殊な環境の方もいらっしゃいます。
この方の場合はまず座位の時間を短くするか、それが難しければこまめに離席する習慣をつける方が遥かに効きます。
また重量物を持ち上げる職業習慣のある人の中でも『明らかに物理的負担の大きい持ち方』をされる人がいます。
この場合、持ち方そのものを変えないとなかなか良くなりません。
このような理由から、腰痛予防グッズは試してみないことにはなんとも言えません。
試す上で気をつけてみてほしいことは『この腰痛予防グッズはどのような生活習慣の人を対象に作られているか』を考えてみることです。
そして、あなたの腰痛を悪化させる要素が、重いものを持つ習慣のせいなのか、長時間のデスクワークなのか、長年にわたる姿勢不良なのか、で選ぶべきグッズは変わります。
動画はこちらです。
お読みいただきありがとうございました。