こんにちは。稲城ひらお整体院 院長の津端です。
今年もあと十日ほどですね。
突然ですが、年末年始はぎっくり腰や寝違えが非常に増える時期です。
今回のコラムでは、年末年始のぎっくり腰や寝違えを回避するための方法をご紹介します。
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目次
なぜ年末年始にぎっくり腰や寝違いが多いのか
年末年始にはぎっくり腰や寝違えと呼ばれる急性症状が増えます。
『ぎっくり腰は重いものを持ったから起こる』ですとか
『寝違えは枕が合わなかったから起こる』ですとか
因果関係についてまことしやかに言われることがありますが
実際のところはそれほど単純ではなく疲労の蓄積やストレス、寒冷や内臓疲労や睡眠不足など様々な要因が影響していると言われています。
年末年始にぎっくり腰や寝違えが多い理由としては、
(1)疲労の蓄積やストレス
長期休みが入ったり駆け込み需要への対応などがあり多くの業界で12月は仕事が忙しくなる傾向にあります。
残業が増えたり、休日出勤が増えたり、単純に仕事量が増えたりし易いので疲労やストレスは蓄積しやすくなります。
この時期が繁忙期であるという業種も多いですね。
(2)寒冷
十二月も一週間を過ぎると暦は大雪(たいせつ)となりいよいよ本格的に空気が冷えてくる時期です。
人間の体は季節の変わり目に特に弱いため年が明けて二月ごろの寒さのピークよりも、秋が終わって本格的な寒さが到来する時期に不調をきたし易い傾向にあります。
(3)内臓疲労や睡眠不足
ここ数年は感染拡大予防のために多くの忘年会や新年会が自粛されましたが従来、年末年始はイベントによって暴飲暴食が増える時期です。
また、生活リズムが変わり睡眠時間が不規則になることも多い時期です。
おせちを食べながらテレビを見て一日中ダイニングにいた、なんて経験をされた方も少なくないと思います。
そのため、日常生活での運動量も平常時より下がる傾向にあります。
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これらの全身的な影響に加え、普段あまり家の掃除をしないような男性が大掃除で頑張りすぎたりしてしまうと、慣れない動作による筋肉の誤作動が発生しぎっくり腰や寝違えといった急性症状が発生してしまうものと考えられます。
年末年始のぎっくり腰や寝違えリスクを回避するには
年末年始のぎっくり腰や寝違えリスクを回避するには上記の問題に一つずつ対応していくのが理想的です。
(1)身体的負担が多い時期なので積極的にケアをする
年末年始は筋肉や骨格だけでなく内臓にも負担がかかり易い時期なので積極的に身体のケアをしましょう。
施術による全身ケア、ストレッチ、筋力トレーニング、ヨガやピラティスも良いでしょう。
ジムやスタジオに行かず自宅でセルフケアをするだけでも違います。
(2)なるべく規則正しい生活を心がける
年末年始は生活リズムが狂い易い時期なのでいつも以上に規則正しい生活を心がけましょう。
その中でも睡眠時間の確保はとても重要です。
時間に余裕があれば家の周りを軽く散歩する、などの取り組みも有効です。
(3)しっかりと防寒対策をする
季節の変わり目ごとに衣類を変えられますが『本格的に防寒する』時期には悩まれる方も多いと思います。
年ごとの差は多少ありますが、十二月前半は本格的に防寒するのにちょうど良い時期だと言えます。
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年末からのお正月ムードもあり、生活習慣が乱れたりお酒を飲み過ぎたり高カロリーな食品を食べ過ぎたりし易いです。
また、仕事が一定期間休みになり、張り詰めていた神経が緊張から解放されてどっと疲れが出る方も多くいます。
このような点に注意して、多少でも養生しておくと年末年始のぎっくり腰と寝違えリスクは軽減できると思います。
どうぞ良いお年をお迎えください。