3月に入り暖かい日が増えてきましたね。
同時に花粉の飛散もピークを迎えています。
この時期から5月くらいまでは頭痛が起こりやすくなる季節です。
春先の頭痛が起こりやすくなる理由と対策を学び、しっかり予防しましょう。
〜新百合ヶ丘、栗平、稲城若葉台で首肩の痛み、腰痛、頭痛の整体なら稲城ひらお整体院へ〜
目次
春先に頭痛が増える理由として考えられること
気温の変化の影響
春は冬から急激な気温の変化が起こる季節です。
緩やかに時間をかけて暖かくなっていくのならばまだ良いのですが、一気に暖かくなったかと思えばまた冬に逆戻りというようなお天気が続きます。
このような寒暖差の大きい日が続くことで、頭部や首の血管が収縮と拡張をそれぞれ起こしやすくなります。
片頭痛は血管の拡張が主な原因であると言われています。
春先の気温の変化が頭痛の起こりやすさに影響しているかもしれません。
気圧の変動の影響
春は気圧が不安定なことが多い時期です。
気圧の変動は頭痛を誘発させる原因となることがあります。
自律神経のコンディションが弱っていて外環境に敏感な人にとっては影響が特に大きいと考えられます。
気圧が急激に低下する際に全身の血管が拡張すると、血管運動障害が起こり片頭痛が起こる可能性が高くなります。
気圧の急激な低下は片頭痛以外にも全身の倦怠感や胃腸の機能低下やメンタルの不調など様々な自律神経症状に影響します。
花粉症の影響
春は花粉の飛散が多い時期で花粉症の症状が現れることがあります。
目の痒みやくしゃみ鼻水、鼻づまりなどでお悩みの方も多いと思います。
花粉症は頭痛を直接的に引き起こす場合があります。
目や鼻や喉などの顔面器の炎症は頭痛の原因になります。
これとは別に顔面器の炎症からではなく、花粉に対するアレルギー反応として頭痛が起こることもあります。
どちらにせよ、花粉や花粉症は頭痛でお悩みの方にとって大きな問題と言えるでしょう。
季節性の変化の影響
天候や日照時間の変化により、生活リズムやホルモンバランスにも影響が及ぶことがあります。
視床下部にある松果体という組織には光感受性があり、日光を浴びることでメラトニンという物質を生成します。
このメラトニンは体内時計や生理的なリズムに影響を与える物質だと言われています。
メラトニンの合成や分泌に問題が起こると頭痛のリスクが上がると言われています。
同時に体内時間や生理的リズムに狂いが生じるので、結果的に寝不足などの状態になりやすく、そのせいで頭痛が引き起こされる場合もあるようです。
環境変化の影響
春は新しい生活や計画を始める季節でもあります。
新しい環境での期待やプレッシャー、環境の変化に伴うストレスによって頭痛の発症が促されることがあります。
生活習慣そのものが大きく変わったり、新しい人間関係の構築に伴う苦労、慣れ親しんだ環境がなくなってしまうことによる喪失感など、心理的なストレスを感じる要因は人によってそれぞれですが新しい環境というのは一概にいいことばかりではないようです。
特に生活環境が変わって慌ただしく過ごしている時期はスケジュール管理などが思うようにいかないこともあり、ストレスに拍車をかけているように思います。
春先に頭痛が起こりやすくなる要因は個々の体質や環境によって異なります。
適切な対策や生活習慣の見直しを行うことが春先の頭痛の緩和と予防役立ちます。
気圧性頭痛のセルフケア
頭痛を慢性化させないためには生活習慣そのものの見直しがとても重要です。
睡眠時間やストレス管理などはある程度自分の裁量でどうにかなるかもしれません。
しかし天気や気圧はどうにもなりません。
様々な頭痛の中でも管理が難しい気圧の低下による頭痛に悩む人は以下のセルフケアが試してみてください。
ただし、症状が重度である場合や長期にわたって継続している場合は、専門家の診断を受けることが重要です。
適切な休息と睡眠を確保する
十分な休息と質の高い睡眠を確保して体を回復させることで、自律神経のコンディションが安定して天候や気圧に左右されにくくなると考えられます。
規則正しい生活リズムの維持する
適切な食事や規則正しい運動を取り入れ生活リズムを整えることで、季節性の変化による頭痛の発生を軽減できると考えられます。
適度な運動を行う(ただし片頭痛を除く)
軽い運動やストレッチは、筋肉の緊張を緩和するので緊張性頭痛の軽減が期待できます。
ただし、片頭痛発作が発生しているときに激しい運動は逆効果になります。
ズキズキと拍動するような痛みがあったり、嘔吐してしまうほどの強い頭痛がある場合は運動は控えましょう。
習慣的に水分補給を行う
十分な水分を摂ることで、脱水症状を予防します。
ごく軽い脱水状態は頭痛の直接原因になります。
慢性的な脱水傾向は血管運動を阻害し頭痛を起こしやすい環境を作ります。
定期的に水分を摂取する習慣をつけましょう。
保水作用よりも利尿作用が強いアルコールは水分にカウントされません。
理想的な姿勢を保持する
理想的な姿勢を保つことで、首や肩にかかる物理的な緊張は軽減します。
筋肉骨格への負荷が減り、血流が回復するだけでなく、首から出ている神経や内臓への圧迫も軽くなります。
理想的な姿勢を保持することができると、緊張型頭痛でも片頭痛でも頭痛症状を緩和し、和らげることができるでしょう。