頭痛でお悩みの方

頭痛

頭痛は国民病の一つとも言われているお悩みで
二十代から五十代の男女に特に多く発生します。

特にパソコンやタブレットなどの
OA機器が普及してからは
有愁訴率が年々高くなっており
発生年齢も低年齢化してきてます。

最近では頭痛を専門に診療する
頭痛外来も珍しくなくなってきました。

頭痛を大別すると
筋々膜性頭痛と偏頭痛の二つの
パターンに分けることができます。

筋々膜性頭痛について

筋々膜性頭痛は筋肉や筋膜の過緊張が
直接的な原因となり血流低下によって
発生するタイプの頭痛です。

いわゆる『肩こりから来る頭痛』や
『目の疲れから来る頭痛』が
このタイプに分類されます。

世の頭痛の半分以上は、
この筋々膜性頭痛であると言われています。

筋々膜性頭痛発生する仕組みは
【こりやストレス→血の巡りの悪化→頭痛】
です。

筋々膜性頭痛は、運動や入浴など
血管を拡張して血行を促進するような
アプローチを行うと原則寛解します。(劇症時など例外あり)

したがって、整体施術やマッサージ・ストレッチなどでも
一時的な症状の緩和は期待できます。

しかし、首や肩の筋肉に慢性的にコリやストレスが
発生するしてしまう根本原因を解消しない限り
少し時間が経つとすぐに戻ってしまうでしょう。

首・肩・背中に恒常的なストレスを生み出してしまう
いちばんの理由は姿勢不良です。

頭部を理想的な位置に戻し
全身のバランスを均一化する姿勢改善は
頭痛の緩和だけでなく、頭痛発生の原因解消に
とても有効であると考えています。

偏頭痛について

偏頭痛は主に血管運動障害によって
起こると考えられている自律神経系の頭痛です。

胃の調子が悪くて頭痛がしてきたり、
低気圧で発生する頭痛や、
寝不足で起こる頭痛などは
この偏頭痛タイプに大別できます。

偏頭痛は筋々膜性頭痛と異なり
【血管が拡張し過ぎて痛みを出す頭痛】
ですので

運動や入浴など血管を拡張して血流を促進するような
アプローチを行うと原則悪化します(発作が弱い時は別)

偏頭痛への整体施術に関して注意して頂きたいことがあります。

偏頭痛に対して筋々膜性頭痛の処置を行うことは原則禁忌です。

偏頭痛発作が発生しているときに肩や首への直接的な刺激を行いすぎると
本当に症状が強く出てしまいます。

偏頭痛は、筋々膜性頭痛に比べて鋭く強い頭痛を特徴とします。
家事や仕事を休まざるを得ないようなことも珍しくありません。

偏頭痛を根本原因から解決するために必要なことは
偏頭痛発作が起きにくい体を作る、これに尽きます。

偏頭痛の整体は筋々膜性頭痛の生態に比べると
生活習慣や食習慣、嗜好品など要素の影響を強く受けます。

また、筋骨格系だけでなく自律神経系の変化が必要なお悩みですので
整体施術を行う期間も長くなる傾向にあります。

時間や費用などのコストはかかりますが
しっかりと整体施術を積み重ねていくと
偏頭痛は本当に楽になっていきます。

数十年にわたり毎日のように飲み続けていた
頭痛薬を手放せた方も少なくありません。

短期的・一時的な緩和だけで終わらせず
偏頭痛体質そのものを変えて、頭痛とお別れしましょう。

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