~新百合ヶ丘、栗平、稲城若葉台で首肩の痛み、腰痛、頭痛の整体なら稲城ひらお整体院へ~
三月も後半に入っていよいよ春めいてきました。
早いところでは桜のつぼみが開き始めているみたいです。
花の香りを嗅ぐと癒されるという方は多いですよね。
香りはボディケアやストレスケアにも活用されています。
特に頭痛や肩こりのケアの選択肢の一つとしてアロマセラピーを選ぶ方がたくさんいらっしゃいます。
今回のコラムでは頭痛や肩こりとアロマセラピーについてご紹介します。
目次
アロマセラピーとは?
アロマセラピーというと、何かいい匂いのするオイルを使ったリフレッシュ法というようなイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
アロマセラピーは、植物から抽出された精油を使用して身体や心の健康を促進する自然療法の一つです。
この治療法は、数千年にわたってさまざまな地域と文化で使用されてきました。
古代よりエジプト、中国、インド、ギリシャなどのさまざまな地域で宗教的・医学的な目的で使われるようになったのがそのきっかけと言われています。
アロマセラピーのやり方
アロマセラピーでは、植物の花、葉、茎、根、果実などから抽出した精油というオイルを使います。
吸入
精油をディフューザーや加湿器などの器具で空気中に拡散させ、香りを吸入する方法です。
この方法により、香り成分が嗅覚を通じて脳に影響を与え、感情や気分を調整することが期待されます。
マッサージ
精油を希釈してキャリアオイルと呼ばれる滑剤に混ぜ、皮膚に塗布してマッサージする方法です。
皮膚から吸収されることで、身体的な効果を得ることができます。
また、マッサージそのものもストレスや筋肉の緊張を緩和する効果が期待されます。
入浴
精油を入浴剤やバスソルトに混ぜ、お風呂に入れることで香りを楽しみながらリラックスする方法です。
湯船に入ること自体にもストレスを軽減する効果があり、精油との組み合わせで効果がさらに高まると考えられます。
アロマセラピーが体に与える影響は?
アロマセラピーとは簡単にいうといい匂いのする油を使ったセラピー、ケアを指します。
ではなぜこのいい匂いが頭痛や肩こりのケアになり得るのでしょうか。
アロマセラピーが体に影響を与える仕組みは主に以下の二つと言われています。
嗅覚刺激による神経系への影響
香り成分が嗅覚神経を介して鼻に入り、嗅球と呼ばれる脳の部位に伝達されます。
嗅球は大脳辺縁系と呼ばれる部位に情報を送り、そこから身体の自律神経系や感情の調節に関与する部位に情報が伝達されます。
特定の香り成分は脳内の神経伝達物質の放出を調節し、リラックスや覚醒、ストレス軽減などの効果をもたらすことがあります。
皮膚吸収による身体的効果
アロマオイルは皮膚から吸収されることがあり、その成分が血流を介して全身に広がります。
皮膚から吸収された成分は、身体の生理学的なプロセスや組織に影響を与えることがあります。
例えば、筋肉の緊張を和らげたり、血行を促進したりすることがあります。
頭痛や肩こりの緩和が期待されるアロマは?
多くの人々がアロマセラピーを頭痛の緩和に役立てています。
アロマセラピーが頭痛や肩こりに対してどのように働くか、いくつかの一般的なアロマオイルを紹介します。
ラベンダー
ラベンダーオイルはリラックス効果があり、ストレスや緊張を緩和し、頭痛や肩こりを和らげるのに役立ちます。
また、睡眠の質を向上させることで頭痛や肩こりの予防にもつながります。
ペパーミント
ペパーミントオイルは爽快感があり、頭痛や肩こりの症状を軽減することが知られています。
特に緊張型頭痛や片頭痛の場合に効果的です。
ユーカリ
ユーカリの香りは鼻を開き、血行を促進する効果があります。
これにより、頭痛や肩こりの原因となる血管の収縮を緩和し、頭痛や肩こりの軽減につながります。
ローズマリー
ローズマリーオイルには抗炎症作用があり、筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。
頭痛や肩こりが筋肉の緊張によるものであれば効果的です。
これらのアロマオイルは、ディフューザーで拡散させるか、キャリアオイルと混ぜてマッサージに使ったり、
アロマテラピー用のアクセサリーに入れて持ち歩くことで利用できます。ただし、アロマセラピーは個々の体質や状態によって効果が異なるため、適切な使用方法や種類を選ぶことが重要です。
アロマセラピーが禁忌(NG)となる場合
アロマセラピーは一般的に安全な自然療法と言われていますが、以下のような状況や条件では禁忌とされる場合があります。
以下の要素に該当する、または懸念がある場合は医師や専門家の判断のもとにアロマセラピーを行いましょう。
アレルギー反応
特定の植物や花粉にアレルギーがある場合、
その植物由来の精油を使用することでアレルギー反応が引き起こされる可能性があります。
使用する精油に対するアレルギーがある場合は、その精油を避ける必要があります。
皮膚感作
皮膚に直接塗布する場合、一部の人々は特定の精油に対して過敏反応を起こすことがあります。
精油を使用する前に、皮膚パッチテストを行い、過敏反応の兆候があるかどうかを確認することが重要です。
妊娠中
妊娠中は特に慎重になる必要があります。一部の精油は妊娠中に安全でない場合があります。
妊娠中や授乳中には、特に専門家の指導を受ける ことが重要です。
小児や幼児
小児や幼児の場合、精油を適切に希釈せずに直接使用すると、皮膚や呼吸器に刺激を引き起こす可能性があります。
また、特定の精油が小児や幼児にとって適切でない場合もあります。
持病や特定の薬物治療中
特定の持病や健康状態、または特定の薬物治療を受けている場合は、
アロマセラピーの使用に関して医師や専門家に相談することが重要です。特定の精油が既存の治療と相互作用する可能性があります。
まとめ
アロマセラピーは本格的な知識やテクニックがなくても工夫一つで取り組めるボディケア、メンタルケアの一つです。
禁忌(NG)に該当しない方はあまり難しく考えず自分が好きなアロマを選んで生活の中に取り入れてみましょう。
匂いの好みは本当に人それぞれです。
今回のコラムでご紹介した4種類はとてもメジャーなアロマオイルですが、この匂いが苦手という人が一定数いらっしゃいます。
どんなにいい効果が期待されるアロマでも、ご本人が苦手なニオイはその人の体にはいい影響を与えません。
最終的には好みが大事だと考えています。
ストレスや緊張感を減らす選択肢として試してみてください。