黄砂が体に与える影響と予防方法

鼻を噛んでいる女性

3月末から4月上旬にかけては黄砂の飛散が予測されています。

スギ花粉のピークが終わり、これでひと段落と安心するにはまだ早いかもしれません。

そもそも黄砂って何なのでしょう。名前は知ってるけど中身や原因に関しては語られることは少ないように思います。

また黄砂の飛散量が増えるとどんな健康への影響が考えられるのでしょうか。

今回のコラムでは黄砂が体に与える影響と予防策についてご紹介します。

お天気や環境の影響が強い要因なので、完全になくすことはすぐには難しい問題です。

ですが、小さな取り組みを続けることで体へのダメージを減らすことができます。

目や鼻のスギ花粉アレルギー症状や、春の気候変動からくる呼吸器の辛さでお悩みの方はこれ以上悪化させないためにも是非実践してみてください!

〜新百合ヶ丘、栗平、稲城若葉台で首肩の痛み、腰痛、頭痛の整体なら稲城ひらお整体院へ〜

黄砂ってなに?

黄砂(こうさ)は、砂漠地帯などから風に乗って運ばれた大気中に漂う微粒子のことを指します。

主に砂や粘土や微生物、および植物の花粉などが含まれています。

黄砂の微粒子が人体や環境に影響を及ぼすことがあります。

黄砂が起こる原因は?

この黄砂はなぜ発生するのでしょうか。

複数の要因が考えられますが、特に影響していると思われるのは以下の三つの要因です。

砂漠化による影響

 砂漠地帯では、土壌の乾燥や植生の減少などを背景として、風によって多数の砂が大気中に巻き上げられます。

これによって砂漠地帯から大量の砂が風に乗って移動し、黄砂として他の地域に到達することが考えられます。

気象条件による影響

黄砂の発生には、特定の気象条件が必要と言われています。

強い風が吹いて大気中に乾燥した微粒子を巻き上げることで黄砂が発生しやすくなります。

高気圧や低気圧の影響によって、黄砂が遠く離れた地域にまで運ばれると考えられます。

3月末から4月上旬は気候の変化が激しい時期です。

目も開けていられないような強風が吹いた日も記憶に新しいですね。

人的要因による影響

地球規模の気候変動や人間の活動も黄砂の発生に影響を与えることがあります。

例えば、森林の伐採や土地利用の変化によって、砂漠化が進行するなどのケースです。

産業活動による環境破壊や大気汚染によって化学的微粒子が増加し、黄砂の成分が一層有害なものになることがあります。

黄砂が体に与えるダメージは?

黄砂が体に与える影響には以下のようなものが考えられます。

呼吸器系への影響

空気中を漂った黄砂の微粒子を人体が吸入されると、鼻や喉の粘膜に刺激を与えます。

これによって、くしゃみや咳、のどの痛みなどの症状が引き起こされることがあります。

黄砂の微粒子が肺にまで到達すると、気管支炎や肺炎のリスクが増加する可能性があります。

アレルギー反応の増加

黄砂の中には植物の花粉なども含まれています。

その影響でアレルギー反応が引き起こされる可能性があります。

特に花粉アレルギーを持つ人々は、黄砂が増える時期に症状が悪化することがあります。

目へのダメージ

風によって舞い上がった黄砂は目にも入り込むことがあります。

これにって目のかゆみや充血、目の乾燥感などが引き起こされることがあります。

小さな砂粒によって角膜に微小な傷を与える可能性もあります。

皮膚への影響

風に乗って飛んでいる黄砂の微粒子が皮膚に付着するることで、原因不明のかゆみや皮膚の乾燥感を引き起こすことがあります。

長期的な健康への影響

長期間にわたって黄砂を吸入することで、慢性呼吸器疾患や心血管疾患などの健康問題を引き起こす可能性があります。

特に、高齢者や呼吸器疾患の既往歴を持つ人々、小さな子供などは黄砂の影響をより強く受けやすいとされています。

黄砂からのダメージを軽減するには?

黄砂そのものをなくすことは残念ながらすぐにはできません。

まずご自分や身の回りで取り組めることから始めましょう。

マスクの着用をする

黄砂が強い日に外出する場合は黄砂の微粒子の吸入を防ぐためにマスクを着用しましょう。

N95マスクやPM2.5対応のマスクを着用するのが理想的ですが、どんなマスクでも何もつけないよりも遥かに望ましいと言えます。

特に呼吸器症状がある人や、高齢者、子供は可能な限りマスクを着用しましょう。

ゴーグルやメガネの着用する

目を保護するために、ゴーグルやサングラスを着用すると良いでしょう。

メガネを使用している場合は、フレームが大きめのものを選ぶと黄砂から目を守りやすくなります。

花粉の時期でも目の問題が強い方は花粉用メガネをつけてらっしゃいますね。

衣服で保護する

長袖の服や帽子を着用して、肌の露出を最小限にすることで、黄砂の接触を避けます。

特に外出する際は、肌をできるだけ覆う服装を心掛けましょう。

黄砂が強い日に家に帰って肌や髪を触るとジャリジャリとざらついた感覚を覚えることがあります。

目には見えない小さな粒子ですが、体に付着するとはっきりとわかります。

皮膚の問題がある方だけでなく、乾燥肌や敏感肌の方も長袖や帽子を活用しましょう。

室内の換気

室内にいる場合でも、換気を十分に行い空気を清潔に保ちましょう。

PM2.5対応の空気清浄機を使用することで、室内の空気中の微粒子を取り除くことができると言われています。

ただし風が強いときは窓を開けすぎると逆効果になるので、様子をみながら換気しましょう。

こまめな手洗い

外出後や黄砂に触れた後は、こまめに手を洗って微粒子を取り除きます

特に食事前や目を触る前には手洗いをすることが大切です。

手洗いだけでなく、こまめな着替えや洗顔も黄砂対策になります。

まとめ

黄砂による健康ダメージを減らすためには花粉症とほとんど同じ対策で効果が期待できます。

スギ花粉のピークが終わったばかりなのに、とガッカリせずマスクやゴーグルを引き続き活用して体調をケアしてあげましょう。

黄砂によるダメージで自律神経的な問題が強く出ることがあります。

春はだんだん暖かくなって過ごしやすくなる時期ですが、体調がすぐれない方にとっては試練が続く時期です。

気候が安定する4月下旬までは引き続きご自愛ください!

LINEで初診予約
042-350-8808

東京都稲城市平尾1丁目29番地7号
アビニヨン102

■受付時間
平日9:00〜12:00 / 15:00〜20:20
土曜 9:00〜14:20

■定休日
水曜・日曜・祝日、その他不定休あり

詳しいアクセスはこちら

PAGE TOP